最近、酒が切れんでいかん。
あー、
いかん。
いかん。
今日の本は『十日えびす』です。
簪職人の家に後添いとして入ったものの旦那が死に、末の娘と共に家を追い出された未亡人が本書の主人公です。
この二人を追い出した、この家の長男と嫁ってのが手前勝手なしょうもない人物でね、イラっときますよ。
道理の通らん主張ばかりを繰り返してね、人生舐めてる甘えてる。
一般的な常識、義理を持ち合わせている者が割りを食うのよ。
でもね、
親子2人、血は繋がらねども仲良く新しい住まいを見つけ、そこで小間物屋の商いを始めますよ。
店賃も安く、商売の目途も立った、よかったよかったと思いきや、
引っ越した先にもしょうもないのが居ましたよ。
なんか、あの
「引っ越ぉせっ 引っ越ぉせっ さっさと引っ越ぉせっ」
と節をつけながら叫び、布団をたたいていたオバサンに酷似した人物がさ。
常識が通じず、粗暴。
人の話には耳を傾けない一刻者。
もうなんていうかヘレンケラーと心を通じ合わしたサリバン先生のような忍耐でもって接しなければ会話もままならない。
すげぇババアがお向いに住んでるんです。
たまらんなぁ。
私なら間違いなく、引越し貧乏になろうとも、翌週には新しい住まいを見つけて引っ越していますね。
しかしこの母娘は引っ越さず暮らし続けます。
せんでもええような苦労を強いられながらも、人生こんなものと立ち向かでなく受け流し暮らしていきます。
こういうのがかしこい生き方なんでしょうけどね、私にゃ無理だ。
耐えるのも、立ち向かうのも性に合わんから逃げます。