桂望実、このひとの『ボーイズ・ビー』は頑固爺いが出てきて良かった。
爺と子供の交流がなかなかに良くホロリとさせられたよ。
映画になった『県庁の星』、これもサクサク読みやすかった。
で、最近出た『Lady,Go』。
派遣社員として働いていた主人公がちょっとしたきっかけでキャバクラで働き出し、ちょっとしたきっかけで自分がやりたいと思える仕事を見つけ出す話。
無気力でも遠慮癖があり、卑屈に生きている主人公が良い方向に変わっていく様が嫌味無くつくられていて良かった。
キャバクラで使われている隠語とかも出てきて素直にふーん、って思えたわ。
体験入店は「タイニュー」って言うんだってね。
そうそう。けっこういい金貰えるから小遣い稼ぎなるんだよね。
知らない世界を覗くという好奇心も充たされるし。
大学生の時だ。
私もあるクラブにタイニューしたことがある。
その店のキャストは全員お着物を着るの。
水割りのつくり方を習い、煙草への火のつけ方習いましたね。(ライターは着物の帯の中に忍ばせておくのだ!)
専属の着付けしてくれるおばちゃんとか居てね。
で、
アホみたいに高いフルーツ盛りとか頼んでもらったりした。
フルーツとか外注なんだよ。
宅配してもらうの。
夜の世界はわけわからん世界でした。
会社の先輩の友人は六本木の某有名キャバクラのママをしているのだがさ、この人の話を聞くとこわくて楽しい。聞いてるだけだからとても興味深いよ。
私はこの本の主人公のように夜の世界に居つくことは出来んかった。(居る気も生れなかったが)
けどさ、この主人公のように“ちょっとしたきっかけ”で物事は動き出すし、人は変わるよなー、と思う。
どうでもいいいけどさ、先日、上野で韓国パブにスカウトされた。
「私むちゃくちゃ日本人なんですけど…」
「あ、いいのいいの!気にしないから!どお?やってみない?」
気にしろ。と言いたい。
友人にこの事を話したら「コリアンパブ!!!」と叫びながら爆笑された。
人はちょっとしたきっかけで殺意すら覚えるよね。