日常生活や読んだ本の感想等々。
殺人の四重奏―クラシックミステリー 殺人の四重奏―クラシックミステリー
藤本 ひとみ (2006/09)
集英社
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なんだかここんとこ不思議な天候が続いてんのな…
今日はテレビが「今年の冬は暖冬です」といっていたしな。
ふむ。
素敵な宇宙船地球号は危機的状況なのかしら?
けけけ。



今日の本は『殺人の四重奏』です。
革命前のパリを舞台にした短編集です。
中には登場人物すべてに化粧品のブランド名がつけられている章があったりして首をかしげたりもしたが、読みやすい本であった。
風呂で読むのに最適ね。
どうでもいいけどアユーラって資生堂傘下なんだね。イプサも。(イプサは出てこんがな!)


しかし、
革命前のパリとかたまらんな!
すきだ。
つーかこの時代を描いたものすき。
よい。
日本だと(新撰組はきらいだけど。)幕末とかいいね。
高杉晋作とかが血で道を切り開こうとするとことかすき。

この『殺人の四重奏』読んでて思い出した、つーか読みかえしたくなったのが『アンジェリク』!
やりたい放題のサンセのお嬢さんの話が読みたくなりましたよ。
わはは。


テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

鉄コン筋クリート (1) 鉄コン筋クリート (1)
松本 大洋 (1994/03)
小学館
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あーーー、
あたまいたい。

二日酔いでまだ頭遺体。

いたい。

忘れたいことの増える忘年会ってどうよ。

しかし、
ここんとこなんかもうすげい慌しかったなぁ。
ようやくおちついてブログとか書けるのね。
あー

あたまいたい。




今日の本は『鉄コン筋クリート』です。

映画でやるんだってね。
宣伝でみたよ。
なんだかシロもクロも魚類っちい顔になっていてなんだかな…と思ったのだがみたいな。
フルカラーの宝町みたい。
時間つくってみるだな。

どうでもいいけど、
魚類といえば、さかなクン。
さかなクンと歌手のcoccoってさ、もうなんていうかDNAの結びつきを感じずにはいられんほど似ていると思うのだがどうなのだろうか。
どうでもいいか。

で、
シロクロサーガを読みなおしててしまったわ。
宣伝みてたらよみたくなったのね。
「くーーーろーーーっ!」とか叫んでるの聞いたら読みたくなったのね。
なんかもうホントにピュアーな物語だね。
シロを保護する役目を持つクロも、クロに保護される役目を持つシロも、どちらもとてもピュアだ。
凶暴にピュアだ。

「シロはいま悲しい気持ちだぞ」とか言えちゃうのも凶暴なピュアさの真裏にあるシンプルな独白だと思うのよね。

彼らの神々しさみたいなものは、清濁あわせて飲み込んで(つか受け入れて)なおピュアでいられる、ってとこにあるんだろうな。
きれいなだけじゃなく、きたないだけでもない。

こういうふうにできるのって子供だけなんだろうな。
大人が清濁あわせ持つピュアさを有しています、なんて言ったって、どこか欺瞞のスメルがするもんなー。そんな奴いないし。つーかいてもキモいし。


しかし、
この本をはじめて読んだのって高校の頃だからちょうど10年前くらいか…
なんかいやだな…

じゅうねんか…



テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

うそうそ うそうそ
畠中 恵 (2006/05/30)
新潮社
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知り合いがつかまった…


この年の瀬になにやっとんじゃろ…
なんちゅーか暴力はよくないな!
酒飲んでたから、ちゅーて大目に見てくれるような甘さはないんだからな!
YES! 殺伐!

文章にすると軽い感じでアレだがな、結構びっくりしたなー。





今日の本は『しゃばけ』シリーズの第5弾、『うそうそ』です。
一太郎坊ちゃんが箱根へ湯治に出かけますよ。

働いているところが日本橋なんですがね、これ、本の世界(つーか江戸時代)は日本橋ってほんと盛り場だったみたいね。
いいなぁ。
平成の世の日本橋はアレだ。
働いてる人抜いたらさ、枯れたような感じの年寄りしか来ない場所のようにみえる…
なんだかとってもさみしい感じの場所であるように思う…
若さが決定的に足りん…
もっと若者来い…

しかし、若者よりも年寄りのほうが金を落としていくんだろうからなぁ。
なんとも言えんわな。



今回の本はあんまりおもしろくなかったな。
微妙だった。
1・2・3くらいまではおふおふ喜んで読んでおったのだが。
続きものってクオリティを維持すんのが大変なんでしょうけれどもね。
もちっとがんばってほしかったなー。
面白くなりそうな内容だったのにね。残念。
でも
家鳴はかわいい。

なんか絵本みたいなのも出てんのね。
立ち読みしてしまったわよ。

しかし、
家鳴はかわいいな。



テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

わたしを離さないで わたしを離さないで
カズオ イシグロ (2006/04/22)
早川書房
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ネズミ王国はとてもクリスマスでした。
きゅん。
カイロをしこたま用意していったのだがそんなに寒くもなかったしな。
ホーンデットマンションがナイトメア仕様になっておったのが素敵でしたわ。

途中でランドを抜け、イクスピアリで映画をみたよ。
あぶ刑事のような色つきメガネを装着し、飛び出す3Dのジャックをみる。
時期が悪く吹き替えしか上映しとらんかったのだが、なかなか良い吹き替えであった。
さすが四季の元スター!
まさちか!

しかし、
久しぶりに『ナイトメアビフォアクリスマス』をみたのだがさ、記憶よりもジャックがものっそいポジティブであった…
もちっと暗い骨だと記憶していたので、彼の軽い躁な感じのポジティブさにおどろいた。
あの(周りを巻き込む)元気カラ回り → (ひどい)失敗 → (はげしい)開き直り、の繰り返しはすごいな。
さすがハロウィンタウンの支配者。
そういう意味においてのこわさを併せ持つ骨なのな。

それにしても…っ
何度みてもサリーはかわいい。
あの躁な骨を支えてやれるのはやはりサリーしかいない。
ツギハギだらけで顔こわいのになんであんなにかわいいんだ!
きゅん!




今日の本は『わたしを離さないで』です。
思いがけずに良かった。

読みはじめに、 あ、これは淡々系だ。 微妙なラインのやつだ、と思い警戒したのですがね。
良かった。
あとがき、にも書いてあるようにまさに「抑制の効いた文」でした。
ただの淡々系ではありませんでしたわい。


提供か…
そんなことがまかり通る世の中になったらいやだな。
提供されてまで生きたくないよな。
めんどくさい。
罪悪感を負うのがめんどくさい。
あ、
つーか、使う方は罪悪感なんて持たないんだろうかね。
どうなんでしょうか。

生きる糧である食べもんがしゃべって意思を持つなんてのは困る。
私は、人の言葉を野菜がしゃべったり、食肉にされる動物がしゃべったりしたらさ、よう食事せんと思うわ。


まぁ、こんなこと思ったところでしょせん欺瞞でしかないんだろうなー。
切羽詰ればしゃべろうが歌おうが食うんだろうね。
罪悪感なんてものは忘れるんだろうし、それに慣れるんだろうからね。






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都会のトム&ソーヤ〈1〉 都会のトム&ソーヤ〈1〉
はやみね かおる (2003/10)
講談社
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このくそ寒い中、週末ネズミ王国へ行く…。
なぜなのだろうか…
わからん…

頼まれ仕事をねじ込まれクリスマスが入稿日だというのに。
どうにも忙しいのに。
おかしな話になっておる。
ノロウイルスにでも感染したらコレ、目も当てられないことになるぞ…
こわいな…


今日の本は『都市のトムソーヤ』です。
本屋の児童書コーナーでパラ読みしたら結構面白かったので読んでしまったわさ。

火のおこしかたとかね、へぇーっとか思ったわよ。
サバイバルとは生きる知恵ね。
なかなか面白く読ましてもらいましたよ。

私は『冒険野郎マクガイバー』がものっそいだいすきなのですよ。
彼はヘアピンとガムテープでコンピューターをなおしたりするんですよね。(すげぇ!)
かっこいい!
そんな人に私もなりたかった!
大人になったらなるはずだった!
父も機械に強い理系脳の体力自慢だったからその要素があるはずなのに!

ただのむこうみずな大人に育ってしまいました。
しかも文系の力自慢…。
理系の脳みそがもう少しほしい感じです。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

きつねのはなし きつねのはなし
森見 登美彦 (2006/10/28)
新潮社
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こんな夢を見た ってな。



夏目漱石の『夢十夜』ってさ、なんとはなしにこわかったな。
黒澤明の『夢』もこわかったな。

どっちもすきなんだけどさ、こわさの方が先に立つな。
だってどっちも夢みたいにきれいなんだもんさ。

きれいなものって力があるからすぐに人を呼ぶ。
でもきれいなものって存在自体が危ういからさ、不用意に近づいたりしたら残酷に突き放されたりする。
引っ張られるだけ引っ張られて、心ばっかりそっちにいっちゃって、本人も気づかないうちに生身の体が空ろになっちゃいましたー、なんてことになりかねない。
こういうのをとりつかれるっていうんだろうな。

現実と夢との境が淡いところに位置するものってのは危険な。
でもその危険な分だけ人を引きつけて離さないのなー。
そして、
本当にこわいものってさ、原因というか姿みたいなものがはっきりと分かるハリウッド的なものではないと私は思うのよね。
ゆらりとそこに漂う空気や、時間、ぼやけた影、人の思い、とかね。そんなものがこわい。そういう形のないものがこわい。





今日の本は『きつねのはなし』です。
この本はホラーなのかファンタジーなのか悩むところだ。
京都の骨董屋からはじまるこの物語は、連作のようだけれども続き物ではない。
続き物ではないけれども関連がないわけではない。
美しい文章で纏めあげられた不思議な本だ。

本書の中に、
四方から照らし出すと、妖怪を立体で映し出す幻燈のことが書かれている。
この本はまさにその幻燈のようだと思った。
この世にあるのか、ないのか分からないものを描き出して映し出す、世にも稀なる幻燈。
夢と現実の狭間にぼんやりと浮かび上がる物語。
しかし、確かな存在感をもって人を引きつける本だな。





どうでもいいが、
私も古いものを扱うところにいる身だ。
が、不思議な品物には出会ったことはない。
塗りもんの金魚は動かん。
お客に狐面をつけたような不思議な人もおらん。
いたら困るけどな。
そんなんおったらこわいわな。
こえーよな。
やっぱ一番こわいのは人間だな、とか情緒もへったくれもないようなこと考えてしまうわ。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

ミーナの行進 ミーナの行進
小川 洋子 (2006/04/22)
中央公論新社
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体に不釣合いなほどちいさなトンガリ帽子をかむり、きらきらしたモールで体を飾り立てられたピグミーカバちゃんの登場。

拍手。

ドラムロールとともに、ピグミーカバちゃんが舞台中央に備え付けられたまるい台の上に よいしょ っと乗った。

拍手。
拍手。


昔行ったサーカスでの出し物のひとつ。
ピグミーカバちゃんは台に上手に乗ることができたので赤いりんごを貰っておったわ。
本当にカバか、ってくらいの大きさでね。
台の上で得意げにしておったな。
最近知ったのだが、ピグミーカバじゃなくてコビトカバってのが本当なんだね。
ずっとピグミーカバだと思っておった。




今日の本は『ミーナの行進』です。
『博士の愛した数式』を読んだときもそう思ったけどさ、この人の書く文章は端正だなぁ。
目立たないんだけどよく見るとすげい整った顔を持つ人、みたいな感じね。
安心して読めるわさ。

本書の中にコビトカバのポチ子が登場します。
ミーナを背中に乗せて学校までの道を行くポチ子。
かわいい。
ちょいくさそうだけどかわいい。

つーか、
それよりさ、庭でカバを飼うってのがすげぇ。
秋篠宮の家の庭にはカピパラが放し飼いにされ、埴輪などが置かれ、小川が流れておるそうだがそんな感じか?
金のあるところのやることはよく分からんなー。




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愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱 愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱
打海 文三 (2006/09/26)
角川書店
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明日は休みなのでうれしいです。
飲み会なのでたのしいです。
この季節はあれだな。
酒の量が ぐんっ と増えるな。
沈黙の臓器をさらに黙らせる季節な。

先日も池袋にてラベルのない焼酎をがんがん飲んで階段から落ちてケツ打って痛ぇ痛ぇ言いながら翌日には二日酔いでポロロッカ!逆流!
職場で産廃扱い。
女として、いや、人としてどうなのだろうか。

そんな反省をふやしながら生きる12月。
TOKYO砂漠の忘年会シーズンはサヴァイバルな。
イエス!さいとうたかを!




今日の本は内戦状態の日本をサヴァイブしてる少年少女の物語よ。
前作『裸者と裸者』上・下の続きと言うことなので『愚者と愚者』上・下を読んだ。

孤児部隊の海人くんの躍進はすごいなー。
とても素敵な子だな。

本作は前作のように海人くんではなく、椿子ちゃん率いるパンプキンガールズ(女子ギャング団)をメインに描かれています。
椿子ちゃんも愉快さに磨きがかかっているしな。
登場人物がとても魅力的。


この小説のすごいとこはさ、死も生も殺人もセックスも、すべての人の営み(行い)が同一線上に書かれているところなんだと思うわ。
とてもフラットなところでドライに生きている少年少女(たまに大人)が、生きること、それこそ快楽に対してものっそい貪欲だったりするところなんかがね、とてもうまく描かれているように思うよ。
ぎりぎりの緊張感の上で生きているとこうなるのかなー、なんて読んでいると納得させられるもん。

それにしても、
この話はスケールのでかい話なんだけどさ、ホモ狩りとかの様子がイッッアスモールワールドって感じ。
マイノリティが迫害されるのは虚構を描いた小説内でも同じなのですねー。
このちっささが話にある意味リアリティを持たせてるんだろうな。


テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

あやしうらめしあなかなし あやしうらめしあなかなし
浅田 次郎 (2006/06)
双葉社
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時雨れてよ足元が歪むほどに   海童





なんつーかさー、いい句だなぁと思うわ。

この句には恋をしている真っ最中の女の情熱があるように感じるのよね。
自棄のやんぱちにいつだってなれちゃう女の危うい感じがね、とてもよく出ていると思う。
意志の強そうな目を持つ女が時雨れた冬の空の下に鮮やかな色の傘を持ってただ佇んでいる、という情景が頭に浮かぶ。
女の情念に時雨は勝てないのよ。

この句って夏目雅子がつくったものなのよね。
びっくり。
美しいだけでなく、こういう感性まであるなんてね。完璧じゃん。
時雨れてよ、なんて出てこないよなー。
若いうちにとっとと死んでしまった美しい女の詠んだ句。
このなんとも熱っぽい句にぴたりとあてはまるような詠み手だなぁ。



今日の本は浅田次郎の『あやしうらめしあなかなし』です。
これはホラーなんですけどもね、前編に愛とか恋とかいったそういったものが描かれていたように思えました。
人は生きてても、死んでからも、人の情に絡めとられるのだとね。
女のが情ってのは強ければ強いほど悲しいなぁ。
そんなふうに思うわい。

ホラー的には、
美少女が縛られた自分の手を食べてしまう、ってのが一番想像するとこわかったな。

テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学

恋いちもんめ 恋いちもんめ
宇江佐 真理 (2006/09)
幻冬舎
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すげい寒いな。
歳暮で貰った菓子の減りが早い早い。
寒いと糖分を過剰にとってしまう…!
脂肪がさ…!

180超えで、かりっと痩せている大食らいの40代の男(←まったく見えん。30前半にしか見えない。)に、なぜそんなにスタイルが良いのだ、と問うたところ、「頭を使うと太らない。」ときっぱり言われてなんだかムカついています。
「女は柔らかいくらいじゃないとつまらん。気にするな。」と慰められたのにもカチンときました。
その上から目線と憐れみにも似た慰めが腹立つんじゃ。

貴様の好みなど知るか。
女は自意識と同性の目と戦っておるのだ。
と言いたいところをぐっとガマンしました。
こんなことを男に言ったところで分からんのだろうしな。



今日の本は宇江佐真理の『恋いちもんめ』です。
(どうでもいいけど『味いちもんめ』ってのが昔あったよね。)
この『恋いちもんめ』は恋の話。
もー、煮えきらん男が主人公の相手でな。
イラっときます。
つうか鈍感な男なんだろうなー。
人の心の動きに鈍感な人間てのはいやだね。
こういう人は総じて自分の心にも鈍感なのでまわりが迷惑します。(特に女が苦労すんだよ。)

〈人を待たせる〉ということはさ、本当に酷いことだと思うよ。
たとえそれが心身の耗弱によるものや、自分のことでいっぱいになってしまって他事にかまわれない、という理由があったとしてもね。
結局のところ、切羽詰ると周りが見えず自分のことしか考えない男だということじゃないの。
この男はまた逃げるぞ、と思ってしまったわよ。


無自覚に女を待たせた男に非があるのは誰の目からも明らかなのに、それを飲み込んで改心した男と一緒になるという主人公。
恋のマジックはこわいな。
桃色フィルターにかかればどんな煮えきらん男も王子に見えちゃうっていうね。

恋は魔物ね。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

火を喰う者たち 火を喰う者たち
David Almond、デイヴィッド・アーモンド 他 (2005/01/14)
河出書房新社
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なんですかねー。
この物語。
びっくりするくらいに真摯な祈りの物語だ。
大人が書いた物語なのにね、子供の真剣な祈りがこんなに読み手に伝わるなんてね。
すごいや。


この人の書く物語にはさ、ひたすら真っ白な子供が登場するよね。
ヘブンアイズやケリーアン…彼女たちはもちろんのこと、その他の子供たちもね、本当にきれいだ。

誤魔化す、という概念すらないように見える子供たちの姿はまるで鏡のように読み手の心を映し出す。
この世界に生きている人間ならば誰もが誤魔化すということを学習し身につける。
そりゃあもう都合よく自分の心など誤魔化すよ。
だって無駄に傷ついて暗くなったりしたくないからね。
私はよく心がないとか、いいかげんとか、どの辺あたりに真意があるのか分からんと言われますが、これはたぶん色々誤魔化しすぎた弊害なんでしょうね。
別にこれでよいと思っとるので問題はないが、この『火を喰う者たち』のような本に出会うと自分の核だと思っている部分が揺れるので困るね。
揺れた反動で青臭いこととか口にしちゃったらどうしよう、とか思うわよ。
あぶない あぶない。




狂人マクナルティーはきっと誤魔化したりすることのないまま大人になったのだろうなと思うよ。
そう思えばマクナルティが狂人になるべくしてなったのだということが理解できるな。

狂った世界に順応できるほど器用でもずるい訳でもない、そんな人間は狂ってしまうしかないのだろうかね。
折れることのない純粋さを持つ故の苦しみは、狂ってしまうことでしか解決できないのかしらね。

自分を壊してまでも世界に挑もうとするマクナルティーは果たして滑稽なだけなのだろうか?
答えは否、彼は火のように神々しい。
少なくとも私の目にはそう映った。
そして悲しいほどの純粋さが胸に詰まる。


テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

水銀虫 水銀虫
朱川 湊人 (2006/09)
集英社
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かかとのある靴で久しぶりに踊ったら足と腰が痛くてかなわんよ!
だめだこりゃ。
月曜日から人として使い物にならないってのはいかがなものかと思うじょ。

老いるってのはいやね。こわいやね。
筋肉痛なんて一日たったらけろっとしていたあの日が遠い昔のようだ。
そんな二日目の痛みを抱えて私は生きている…っ




今日の本は『水銀虫』です。
水銀虫はこわい虫。
どの短編に登場する人物たちも不幸そうな人は水銀虫に取憑かれているよ。
で、
ますます不幸に(つーか破滅)していくのだよ。
こえー。
こわさの種類は躁鬱のこわさではなくて神経症的なこわさでね。
じわーっとこわいからさ、いやな感じだよ。

『はなまんま』が夏から晩秋にかけての夕暮れ時に、ふいに目にしてしまったやわらかな異界との交わりだとすると、この『水銀虫』は季節のない世界でのお話のようだよ。
そんな感じに薄ら寒くなりますよ。




テーマ:ホラー・怪談 - ジャンル:小説・文学

東京下町殺人暮色 東京下町殺人暮色
宮部 みゆき (1994/10)
光文社
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とうとう今年最後の月がはじまりましたよ。


さて、今年何をしたかを反芻してみましましょうかね。
Let's 噛んで飲んだらまた戻す!




ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!




気持ち瀕死気味!
あははは!
たのしくないけど笑えてくるYO!

大人になるってことはヤケクソになることなのかも知れんなぁ、と。
少なくとも私にとってはそうだなぁ、と。
そんなふうに思った年の暮れ。
途方に暮れる…




今日の本は宮部みゆきの『東京下町殺人暮色』です。
ひさびさに宮部みゆきを読んだな。
文庫本サイズはポータブルで良い。

それにしても…
宮部みゆきの本ってのは読みやすいな!
トップオブ大衆娯楽小説って感じだ。
内容というか犯行の動機とかが微妙にウザイが(暴走族の若者がアホすぎて引く。)やはりこの人の書く子供の描写は読んでいて気持ちが良いなと思ったよ。
蹴飛ばしたくなるような口ばっか立つ餓鬼も登場するが、悪くないと思う。
こういうのも含めて子供が生き生きとしていて良かった。
あと、所轄の速水君が良い。
こういうかわいい若人はいじりたくなる。
きゅん。

↑アホだな。



テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

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Author:jamilam
無節操な本読みです。
たぶん口が悪いです。

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