日常生活や読んだ本の感想等々。
天山の巫女ソニン 1 金の燕 天山の巫女ソニン 1 金の燕
菅野 雪虫 (2006/06/13)
講談社
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ソニン。

最近テレビでみないですね。
どおしているのかな?
ファンでもないのに妙に心配になってしまうわ。

なにかのプレイか!?
と思わず問いたくなるような過酷な立ち位置でがんばる彼女。
なんつーか素直に「負けるな」と、画面に向かって呟きたくなるもんね。
無欲に応援してしまうよ。
どうでもいいけど「あゞ一軒家プロレス」のソニンちゃんは(体格的にも)見ごたえがあったな。



今日の本は『天山の巫女ソニン』です。
小説の中の少女の姿は脳内でタレントのソニンに変換。
愛嬌のあるお顔の、巫女のなり損ないソニンの出来上がり。

なかなかにおもしろい話でした。
ソニンちゃんが素直でかわいい。
ぼーっとしているのもよい。
巫女になり損ねたとはいえ、お山で巫女修行をつんだ彼女だ。町や村に暮らす同じ年頃の子供とは比べられないくらいの教養を身につけている。
本人は無自覚だし、自らの教養に無頓着だ。
だからあるがままを見る。
なぜ働いても働いても暮らしが貧しいのかを考え、豊かになるにはどうすればよいのかを自分の頭で考える。
結果として貧しいものは貧しいまま、富む者はさらに富む、という社会の不条理に目を向けることができる。
頭を押さえつけられたままでは疑問にすら思わないことに彼女は自然と向き合うことができるのだ。
こういうのを児童文学で書くってのはいいねぇ、とか思うよ。
ちびっ子は考える力を養うために教養を身につけるのだものね。


無事、ツバメになった王子を救うことのできたソニンちゃん。
作中、ソニンちゃんとおなじく巫女になり損ない、しかしソニンちゃんとはまったく違う道を歩んだ女性が登場する。
彼女のような存在を知り、真っ白なソニンちゃんがどう変わっていくのか。
楽しみです。





テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

フィッシュストーリー フィッシュストーリー
伊坂 幸太郎 (2007/01/30)
新潮社
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あしたはお休み
祝日ってうれしいですね。
うふふ。
うふふふふ。

今日の本は伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』です。
今回は伊坂節炸裂! ってな感じではありません。
調理の仕方がシンプルというかなんというか。
そぎ落としてこれになったのか、
軽く書いてこれになったのか、
私にゃ分からんけれでもさ、も少しケレンミがあっていいと感じた。
すれすれの歪みやひねくれは消さないでほしいな。(これはえぐみでは断じてない。)
その食材の特色なのだ。
それが印象に残る味になってまた食いたくなるんだもん。

あー
腹減った。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

熱血ポンちゃん膝栗毛 熱血ポンちゃん膝栗毛
山田 詠美 (2006/12)
新潮社
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今日の本は『熱血ポンちゃん膝栗毛』です。
はじめて山田詠美を読んだのは高校の生のとき。友達に借りて『色彩の息子』を読みました。
とてもよかった。
で、
それ以降、だいたい大学の半ばくらいまでエッセイを含めて山田詠美の本をさくさく読んでました。

が、

あの頃読めたエッセイがここんとこどうにも読めん。
小説は読めるが、エッセイがね、おもしろく読めなくなってしまったのよ。
なぜかしら…?
すきだったのになぁ。


あたいが年食ってへぇー、と受け入れられなくなってしまったのか、老いた山田詠美の日常を痛く感じてしまうのか、
どっちもなんだろうけどさ、
彼女が贅沢に感じると語っているものに対して、妙な違和感を感じてしまうのよね。
書くことが仕事でメシの種だから、「わざわざ書いている」のだろうけれど、それがどうにも鼻につく。


別に長い店名を持つ飯屋があったっていいじゃない。
外国の文化文明が入ってきた時点で、それはその国に合わせて変質するのだと思うもん。(それがいいかわるいかは抜きにしてな。)
外国で日本語の意味不明なカタカナ、漢字がカッコイイと思われていたりすることしかりだ。
変質したものはその国でひとつのカルチャーに育つんだと思う。
育たなけりゃ自然に消えるだろうし。
その程度のことだと思うわ。


はずかしいくらいのオシャレな店だっていいじゃない。
そういう店に行くのは気恥ずかしくてカッコワルイとか思っているよりもさ、どんな店でもその店のコンセプトに合わせて振舞える人間のがスマートだし、素敵じゃないのとか思う。
俺流私流?みたいなこと抜かしてさ、いい店に小汚い格好で来たり騒いだりするのはうんこだ。
その店を貸しきる財力があるならばなにも言わんがな。


エルメスのスカーフをわざと洗ってしわくちゃにして使っている、という記述があるがこれもどうなのかしら?
…逆にビンボくさくないか?
ちゃんと美しいしわ加工が施された布ではないしわって…
ただのしわじゃん!!!
いい年した女がしわくちゃのスカーフするなんていや!
しかも運動靴(スケッチャーズっていいの?)履いてたら…
2千歩くらいゆずってマロノ履いてたらいい…かな…?
どうだろ?
どうでもいいけどさ、靴の汚い女って下着が汚そうでいや。
特にそれが運動靴だと顕著だ。
いつでも運動靴!元気っ子!自然体! みたいな女はどうもな。



あと、
アメリカが彼女の中のカッコイイアワードのトップに君臨しているから仕方ないのかも知れんがさ。
アメリカと比べるなよ。
比べてどーする。
と言いたい。
911の後、キモイくらいの愛国心を無言のまま国民に強要した国だぞ?
テロの後、色付き人種らは誰も彼もが「I LOVE NY」とか書かれたTシャツを着たり、缶バッチをつけたり、挙げ句つけてない人間に対して「お前はテロリストか!?」と食って掛かったりしていた。
おかしいだろ。
多民族国家で、肌の色が違う人間が集まってんのが前提として成り立っている国なのにね。
それが仲間をも疑うというね、無秩序さ。
しかし、
疑心暗鬼にもなるわなぁ、とも思ったけどね。
誰もツインタワーに飛行機突っ込むなんて思わんし。
まぁ、直後の混乱で肌に色のついた人間に対しての偏見が強くなっていたというのと、愛国心をこれでもかというほどアピールしなくては生きていけない、ということもあったのだとは思うがさ、あの国はどっかしらおかしいなと思うのも事実だ。

すげぇよ。殺されるかと思うっての。
缶バッチなんかつけられるかっての。
美意識に反するわ。



テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

夢を与える 夢を与える
綿矢 りさ (2007/02/08)
河出書房新社
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日本橋の丸善がリニューアルオープニングだったのね。
バラを一輪いただきましたよ。
もらった瞬間はうれしい。
お花をもらえるのはうれしいもんね。
しかし、
よくみたら花びらの端が痛んで黒く縮れていたよ。
お家に帰って水揚げしてやったら少し元気になったが、花びらの縮れはあまり戻らなかった。
一輪のために水に氷ぶちまけるのもなぁ、めんどうくさいしなぁ。
つーことで劇的な回復などはせんかったわ。

もらっといてなんだがアレだな。
あまりビンボくさいことしんほうがいいな。
しょげた花みてると情けないような心持ちになるよ。
しょぼぼぼーん。





今日の本は綿矢りさの『夢を与える』です。
この綿矢りさってのはもののみかたがいじわるだね。
いじわる、っていうか、底意地がわるいというかねじけているように思うよ。
むっちりしててモテそうなカワイ子ちゃん(そのうえ小説を書く才能まである。)なのに…。
なぜにもののみかたがこんなにいじわるになるのか…?
いじわるさが執拗だぞ。
どうしようもないみための女が書いた小説でないところにもミソがあるのかねぇ。


内容は子供タレントが芸能界で成長していく話です。
主人公の夕子ちゃんの敗因は少し頭がゆるいところにあるように思うよ。
つーか成長過程でゆるくなってしまったのね。
幼い頃の彼女は聡明であると同時にとてもイノセントであったのにねぇ。
芸能界などではなく一般人として生活していたならば決して陥らない穴に彼女はまんまとぶち落ちてしまいます。
芸能界は神経を鈍らせる場所として描かれているように思えたよ。
愚鈍で無神経じゃないとやってらんないんでしょうかね。しょうもないことをやらされているタレントをテレビでみると思うもんね。
だから彼女もそうならざるを得なかった、っと。

最後のほうで夕子ちゃん花びらが黒く縮れた痛んだ花のようになるよ。
花としては枯れてない。しかしみためにはもう終わっている感じの花。
店には並べられない花。
悲しい話だ。


どちらにしても、
人の目に触れるような仕事はイノセントじゃやってけないんだろうなー。


テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話 雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話
宇江佐 真理 (2006/11)
文藝春秋
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have you ever seen the rain?


これはあの有名な反戦歌。


『雨を見たか』

これは宇江佐真理の髪結い伊三次シリーズ最新の一番新しいやつ。
子供たちが成長しているよ。(なぜだか孫を見守る気持ちになる。子すらおらんのにな!)



中には『俺の話を聞け』てなタイトルの話も収められていますよ。
横山剣にこういわれたら膝を正して「はい」だなんて聞いちゃうね。
あほな女は男にこう言われたら聞いちゃうんだろうね。
たいていが泣き言に近い自己弁護が繰り出されるんでしょうけどね。
あはははは。
そんな感じでなんだかお唄なタイトルの本になってるのね。
それはそれでよい。
話に沿ってるしね。
しかし、
雨を見たか、なんてストレートな言葉を繰り出されちゃうとさ、どきっとしちゃうな。
シンプル、でも印象深い言葉だ。
直訳ちゃ直訳なんだけれどもね。どきっとする。
雨を見たかという言葉は作中漁師言葉として使われている。
弾丸の雨、などという不穏なものではないのだよ。



うふ。
それにしても私はこのひとの髪結い伊三次のシリーズすきー。

私は女性の書く時代小説ってのが基本的にすきだ。
細やかで気が利いてるからね。
着物の描写ひとつとっても女性と男性ではものの描き方が違うもん。
女と男では対象物のみるべき点が違うんだろうなー。
女がみたい知りたいと思う点を女性作家は書いてくれる。
藍の浴衣に海老茶の帯をきりりと締めて、なんて書かれたりしたらぱっとその場面が浮かぶものね。



テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

学園のパーシモン 学園のパーシモン
井上 荒野 (2007/01)
文藝春秋
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すげい久々の更新だ…
始めた頃に「まいにちこうしん☆」とかなんとかゆうてたのにな。
このていたらく…

本はもちろん飲むように読んでましたよ。
年中読書週間ですよ。
で、
いつもどおり時間が足りんのに本読んでるからもうどうにも〆切に間に合わないような感じになったりしてましたよ。
あほじゃないの?自分。みたいなことをさすがに考え出しますよ。
ちょっとだけ…、とか甘いこという自分をいい加減押さえ込むこと覚えろよって感じですよ。
が、
この習慣やめられない…。
なにせ自分に甘いからさ!
わかっちゃいるけどやめらんない。

ちょっとだけ…、ってのがどうにもならん。
ちょっとで終わるわけないし。
パチンコなら玉を出す銭がなくなるまで打つだろうし、本なら仕舞いまで読んじゃうんだ。
まいっちんぐまちこ。



まぁいいや。
本読むのすきだし。(ただの開き直りでしかないよもう。)
時間あるときにためこんで一気に書くよ。
なんかもう小学校の頃の日記みたいな気分だ…
ためこんで書く…
成長してない…



ここのところ読んだ本は以下のとおり。

『学園のパーシモン』井上荒野
『こいわらい』松宮宏
『温室デイズ』瀬尾まいこ
『女信長』佐藤賢一
『些末なおもいで』埜田杳
『エスケイプ/アブセント』絲山秋子
『芸術企業論』村上隆
『僕僕先生』仁木英之
『3P』叶恭子
『向日葵の咲かない夏』道尾秀介
『池袋ウエストゲートパーク』


『学園のパーシモン』井上荒野

これはなんだか雰囲気がよかったな。
不穏さと、十代の少年少女の透明感が均衡していた。
乾いたふうな今っぽさと、救いと呼ぶにはあまりに軽いその熱。
よかった。
 

『こいわらい』松宮宏
 
しっくりと手になじむ棒。こいわらい。
いいねぇ。
美少女が棒切れ振り回して戦うってのがよい。
でも読んでてちょいダレた。
もっとぱきっと短いといい。
 

『温室デイズ』瀬尾まいこ

なんだか昔を思い出しましたよ。
小学校の頃に激烈ないじめが横行していた。
標的の男の子は転校していったな。
女のいじめよりも男がやるいじめの方がはるかにえげつない。
暴力が女の比じゃない。
そして本やドラマなんかよりも普通のいじめの方が強烈だとおもう。
昔放映していたいじめドラマ『人間失格』(キンキー(あら☆)キッズの出てたやつ)のいじめの軽さに「これのどこが衝撃的なのだ?」と疑問を感じましたもん。


『女信長』佐藤賢一

おもちろかった。
なるほどね。
女、つー設定のほうが色々しっくりくるね。
私のイメージする信長は、ものすごい神経質でこわい人だ。
上司にだったら転職を考えるとおもうような人ね。


『些末なおもいで』埜田杳

いやな病気だな。
あまりおもしろくもない話だった。
こういう感じのがすきな人にはいいんだろーね。


『エスケイプ/アブセント』絲山秋子

さらっと読んだわりに印象に残ってるな。
時代遅れというのはどんな場合においてもイタいね。
同じ理由で私は新撰組がきらいですよ。
時代を読めない若者が火の中に飛び込む虫のように死んでいく、つーのがイタいもん。
時代遅れも時代を読めないってのもキツイな。


『芸術企業論』村上隆

なんだか読みにくい文章だったな。
もっと軽く書いちゃえばいいのに。
作品云々は抜きにしても村上隆はすごいな。
美術界のしがらみやらタブーをさくっとまたいじゃったんだもんなぁ。
でも、
現代美術館で本人みたけどちょっとキモかった。
あのちょんまげは切り落としたほうがいいとおもう。


『僕僕先生』仁木英之

ファンタジーノベル大賞のは必ず読んでいる…
なかなかおもしろかった。
仙人とやる気のない青年の恋☆
去年中北京行ったんだけどさ、あの国はまじですげぇ。
でかいし、メシうまい。
万里の長城登ってすっころんで異国の人に大丈夫か的なことを問いかけられ助け起こされたりしましたね…
イタい子をみる目だったな…
そもそも万里の長城ってかなり無理のあるつくりだ。
つくり手にその無理がでてる。
あの急勾配や、無理な段差の階段はないとおもう。


『3P』叶恭子

なんかすげーよ。
どこからどこまでがつくりものつくり話でもおどろかねーよ。
万里の長城の無理あるつくりの方がよっぽど驚きだよ。
そのままの君でいて、っておもう。


『向日葵の咲かない夏』道尾秀介

きもちわるい。
後味が悪いんだけど読み応えがあったな。
いやなこどもしか出てこん。
ミステリ!って感じ。


『池袋ウエストゲートパーク』

「池袋のなにがいいのこわいんでしょ?」と問われ、
「こわくねーよ池袋にはなんでもあるよ!」と返した。
池袋の場末感はあまり足を踏み入れない人にとってはいやみたいですね。
私はたいがい池袋で飲んでますけどね。
あの近辺はもちろん、ギリギリ東京DA・埼玉方面に帰る人間には池袋がベストなんですよ。
私は逆に新宿の方がこわいよ。
新宿のがこわいだろ。
しかし、
石田衣良の文章はあざといな!
人をのせて感動させるなんて朝飯前のあくび程度の労力でできるんだろうなー。
すごいなー。



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Author:jamilam
無節操な本読みです。
たぶん口が悪いです。

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