日常生活や読んだ本の感想等々。
不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ 不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ
菅野 彰 (2007/02)
角川書店
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今日の本は『不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ』です。
すごいタイトルと大島弓子の表紙に惹かれて読んでみました。
せ、精神が別人格を持っているなら確実にそう思うでしょうね…

「イイよねーこんな体だったらモテるよねーこんなシェリーみたいな体だったら性格変わるよねーガチ過ぎかなー?でもシンプルなワンピとか格好よく着れるんだろうねーやっぱ女も腹は割っとくべき?夏までにひっくり返した虫の腹?これは注文しとくべき?イエス、サーッ!とか叫ぶべき?つーかこのビリー教官への傾倒の仕方は宗教くさくさえ感じる…いやでもこの信頼が他者と希薄な関係しかつくれない現代人の腹を割るのだ」
などと、不健康な体不健全な精神で、菓子を食らいながらビリーズブートキャンプのコマーシャルを眺めているときの心境と似た感じを持つタイトルだ…。

妄想は理想(健全な肉体)を求めるが、不健康な精神と体を再起動できないんだよ!
人間だもの…っ!   みつを   

みつを って尾っぽにつけると言い訳もホンワカしますね!
あはは!

まぁしかし、
どちらにしても妄想と行動が伴うと結構すごい人になれるのかもね。
すげー立派な人にも、すげー犯罪者にだってなれそう。
極端なものにはなりたかないけどな。 みつを




内容は、
30手前のがけっぷち間がひしひしと伝わる内容でした。
しかしこのひしひし感が間違った方へ向かっているもんだから、まったくといっていいほど悲壮感はない。
気楽に読めますよ。
お風呂とかで読むといい。






テーマ:読書 - ジャンル:本・雑誌

Death note (1) Death note (1)
大場 つぐみ、小畑 健 他 (2004/04/02)
集英社
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やっと…
やっと読みましたよ『デスノート』。
流行遅れも甚だしいですねぇ。
しかし世間の流れにやっと追いついたようで私はうれしいです。

以前友人に、「『デスノート』ってどんな話よ?」と聞いたらば、
「死神のリュークはりんごがすきなんだよ。」と言われ、「…へー。」としか言えなかった。あの無力感はなんだったのだろうか。(つーかさ、どんな話かって聞いてさ、りんごがすきなんだよ、とか言われてもさ、困るんだよね。って話だよね。)
今ならデスノートの話をふられても難なく打ち返せますよ!
あははは!



感想なんですが、
月キモい。

なんなのあの子?
デスノートなんかで遊んでるからあんな性格になっちゃったのかしら?
Lが死んじゃった後の月などキモさに磨きがかかっておると思うのだがどうなんでしょうかね。
紙一重の部分が上回っちゃっててボケもないしマッドにキモい奴でしかなかったな…。


つーかさ、そもそも夜神月なんて名前が良くないよ!
これにすべての起因があるんじゃなかろうか?
月と書いてライトと呼ばせるなんてアンタ!
そんなはずかしい名前!
いじめられっ子街道の輝く星(月か?)になれそうじゃないのさ!

「くすくす。当て字過ぎでしょ。」
「やばい。親ぜってー元ヤンかアホだぜ。」
「月、でライトって!なに?!ロマンチック?!」
「Oh! 止まらない!」

みたいな会話をクラスメイトがしてたらさ、月少年の自尊心は日増しに捻じれて肥大化していきますよ。
幸運にも〔変な名前の奴=不細工〕の定義に当てはまることなく成長した月少年は自分が周囲の人間よりも優秀であり、器用に人と接することができると気付く。
自分が人よりも優れていることを知る彼は、まわりに対して寛容になりますよ。
心の中では世界を睥睨し、表面上は当たり障りのない好青年を演じることを覚えますよ。
そんなところでデスノートなんて物騒なもんを拾ってごらんなさいな。
腹にたまった毒を独善的な観点で吐き出さないわけがない。
自分がどんな人間であるのかを知る彼が、デスノートの力を使わないわけがない。
で、
結果があれ、と。

ちょっと切れすぎ感のある頭のいい奴に物騒なもの渡しちゃ駄目ってことよね。
首相とか大統領とかは選民意識が強くて頭いい人はなっちゃ駄目ね。
選民意識は強いけどあほとかなら国民も笑ってられますものね。
でもやっぱトップの人は臆病なチキンが丁度いいね。
慎重に物事を捉えるだろうしね。
月みたいなのが神になったら困るよ。ホント。




それにしてもミサはかわいいな。
いい子。
(あ、人いっぱい殺してるからいい子とは言えんのかなぁ…でもなぁいいこだしなぁ。まあいいや。)
ツギハギのジェラスもかわいい。
人間に恋をしてたのね。きゅーん。
きゅん。




テーマ:DEATHNOTE - ジャンル:アニメ・コミック

not simple not simple
オノ ナツメ (2006/10/30)
小学館
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今日の本はオノ・ナツメの『not simple』です。
表紙がかわいいね。

本屋の紹介文を読んで購入してみました。
この人の漫画読むのはじめてだよ。
不思議な絵柄だね。
きらいじゃない。
冬野さほ的な感じだけれども、それよりも甘さがなくシャープな線だ。


内容は絵柄ほどかわいくありません。
そこに描かれていたのは、人と人との距離感が狂った世界。
遠いものほど近く、
近くにあるものほど手が届かない。

世界がおかしいのか、自分がおかしいのか。
その葛藤を放棄し存在する主人公イアンは、限りなく透明に近い。
彼は自身の疑問すら、車窓から過ぎ去る景色のように捉えていたのかも知れない。
過ぎ去っていくものから確かなものだけを掴もうと足掻き、主人公イアンは旅を続ける。
姉であり母であるカイリを探すために、イアンはアメリカ中をさまよう。
それは途方もなく不確かな行程だ。


旅先で行き違う人々から得る優しさはイアンの心に温もりをもたらしただろう。
しかし、イアンが真に求めた「家族の温もり」が彼に訪れることはなかった。

近くにあって然るべきものが遠く、
遠く接点のないものほど近い。
シンプルなものを求めただけなのに、真逆の位置についてしまったイアン。

イアンに惹かれ、彼のことを小説にしようとする小説家の男は、水槽の中にある魚のように、対象物とガラス板を隔てているかのような距離感を他人に対しても、自らの家族に対してもとっている。
しかしラストで小説家の男はそのガラスを蹴破り、イアンに寄り添う。
このとき、この小説家の男は変わったのだろう。
イアンが彼を動かしたのだ。
動くことなく生きてきたひとりの人間を、イアンが動かしたのだ。
このことをイアンが知ればいいなと思った。
薄れていく意識の中で、このことを忘れないでいればいいなと思った。
本当の家族は作れなかったかも知れない。
しかしイアンを愛した人間が確かに存在したという、動かない事実を思い知ればいいのだ。
イアン自身が新しい家族をつくる、という思いを抱きながら眠ればいい。
で、
最後にあの変てこな笑顔を浮かべてればいいな、と。


そうでも思わんと救われねーよ。
だってそうでもないと、ただの「とことんついてない男の一代記」になっちゃうよ。
そんなのいやん。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

The Wizard of Oz The Wizard of Oz
L. Frank Baum (1996/10)
North South Books
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Yellow brick road
黄色いレンガの道を行け



先日、ついうっかりと『オズの魔法使い』をみてしまいましたよ。
ジュディガーランドが奇嬌な様子で歌い、踊っていた。
正直こわい。
こいつらと旅なんてしたくない。

それにしても視覚的まるみのないファンタジーだなぁ。
色が毒々しいからか?
イデアの世界にだけ存在するのであろうファンタジーを、生身の人間が演じるというところに現実とファンタジーの齟齬があるのだろうな。
ブリキのきこりもマジこえーし。
子供はあれをみて泣かないのだろうか?


視覚的に具現化されたファンタジーを求めるときは、やはり絵がいいな。絵で楽しみたいな。
ツヴェルガーの描いた絵本、『オズの魔法使い』。これはたいへんかわいく美しい本だ。
やわらかい色彩で描かれた世界はやさしさに包まれている。
情緒があり、鋭角的なものがないこの絵本はプレゼントにも最適だ。
これなら黄色いレンガの道を進みたくなる。


テーマ:洋書 - ジャンル:本・雑誌

四度目の氷河期 四度目の氷河期
荻原 浩 (2006/09/28)
新潮社
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以前に読んだ『僕たちの戦争』。
これは若者らが彼らにとっては想像もつかないトンデモ世界(過去と未来)に身を置くこととなり、否応なく自身が何をなすべきであるのか考え行動する物語だった。
強制的にそのような状況におかれたとはいえ、アイデンティティーを模索する若者がよく描かれていておもしろかった。
若人が苦悩しながらも行動する姿はくすぐったくて微笑ましい。


今日の本『四度目の氷河期』も、少年が自分の存在を確認していく成長の物語でした。

主人公ワタルには父親がいない。
母親にのびのびと大切に育てられながらも、ひそやかに喪失を育て成長する。
その喪失とは父親の不在であり、自分が何者であるのか、その存在の根をどこに持っているのか、という根源的な疑問にある。

終局、その喪失は望む形ではワタルには与えられない。
しかしワタルはその事実を飲み込めるくらいの男に育ってたのがよかったな。
夢はみてないよ。
現実と向き合える男に育ってたよ。


鏡に映る自分の容貌、母が以前駐在した場所から、少年だったワタルは父親がクルマニヨン人であると信じる。
これが彼の中での現実だった。
無茶苦茶な推測だとは思うが、この少年の信じた現実を笑い飛ばせる人間がいるだろうかね?
その考えにすがるようにして、山の中で槍投げの練習をしたり矢じりをつくったりね。
いいじゃん。
手探りだし逆方向に突っ走ってる気もするけどさ、アイデンティティーの模索の助走を小学生の頃からしてるのよ。
成熟してんなぁ。
かっこいいじゃん。



ただ、ワタルの母ちゃんがもう少し早く事実を伝えていればな、とか普通に思うよ。
息子の根源的な疑問に答えるためになら約束のひとつやふたつ反故にしてもバチは当たらんと思うわ。
どー考えてもミックスな外見をぶら下げてる息子にさ、父親の事聞くな言われても納得せんと思うし。
息子には聞く権利がある。
息子がグレんでよかったな。
田舎で外見に対して指差される子供の気持ちも考えたれよ。




テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

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Author:jamilam
無節操な本読みです。
たぶん口が悪いです。

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