日常生活や読んだ本の感想等々。
You Must Believe in Spring You Must Believe in Spring
Bill Evans (2001/01/29)
Reprise
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いつも唐突に訪れる衝動に未だに振り回されていますよ。
昨日はなんだかもう無償にビルエヴァンスが聞きたくて聞きたくて辛抱たまらんかったので仕事帰りにタワレコ行きました。
で、
ユーマストビリーブインスプリングを購入しました。
実家に同じ盤があるのに…


美しい盤だね。
あんまりきれいだから悲しくなってくるよ。
叙情性がどうとかそういうんじゃなくてさ、なんていうかすごく真摯な音なんだもん。
張りつめた糸を朝露が濡らし、雫が地面に垂落ちる瞬間、ほんの微かに糸が揺れる。
そんな清廉で、でも不安定な心が見える。
狂いのない音なのに、どこかに乾いた傷があるみたい。
ベースもドラムも、周りの音は息をつめている。
それがいっそ悲しい。


ああ、そうか、
だから私はこの盤を聞きたかったんだ、と納得する。
うちで酒飲みながらしか聞く。
感傷的になりたいときの薬なんですね。
ははは。
だせぇ。


テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

輪違屋糸里 上 (1) 輪違屋糸里 上 (1)
浅田 次郎 (2007/03)
文藝春秋
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雨が降らんなぁ。

梅雨入り宣言は撤回されるんでしょうね。
毎年毎年ご丁寧に当たらんような宣言して誰が喜ぶんか。
それともどっかの誰ぞが梅雨入り宣言を心待ちにしてるんか?
本当よう分からん。




今日の本は『輪違屋糸里』です。
島原が舞台となった話で、幕末に現れたよう分からん集団“新撰組”に関わった女たちが本書の主人公になってます。


なんというか、
この本に出てくる土方歳三がどうしようもない男だよ。
かわいげがまったく無い。
蹴飛ばしたくなる。

でもこのどうしようもないもんにヒロインの糸里ちゃんは惚れてしまうのよね。
惚れてしまった幸福、その無残な代価を自ら進んで支払います。

女の誠を無いがごときに振舞う男ですよ。
こんな男は死んでよし、とか思うけどなー。
女郎の誠と卵の四角あれば晦日に月が出る、とかなんとか言いはするけどさー、女にこんな仕打ちをしちゃあ駄目でしょうが。
なんつーかさ、
男は女に騙されるくらい方がね、平和でいい気がします。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

レインツリーの国 レインツリーの国
有川 浩 (2006/09/28)
新潮社
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日曜はなんだか雷様の大合奏でしたね。
ドンゴロロロロって地鳴りみたいな音で目が覚めました。
急いでシャッター(雨戸のようなもの)開けてね、稲光を見るのに備えましたよ。
稲妻が掻き裂いたような光の道をつくって落ちていくのを見るのがとても好きです。
昼過ぎるまで眺めてました。

私が高校まで暮らした家は結構な街中に合って開けた空なんてちっとも見えませんでした。
雷も然り。チラ見え程度。
星もね、夜がとても明るいから1等星がぎりぎり見えるくらいのありさまでした。

しかし、
大学行くので東京に出てきて、今暮らしているあたりに住みだしたんですが、これがどうにも田舎くさいところでね。
高い建物なんてないし、夜は暗くて星ばっかだしで本当にここは東京か?なんて思ったりもしました。
暮らし始めた当初は物音しない夜に心細い思いをしました。
にぎやかでない夜ってこわいんだもんさ。

でもね、にぎやかでないかわりに、ここはとてものんびりしてました。
人々の警戒心がまず薄い。
この近所の人は自転車のカゴに手荷物をぽーんと放りこんで移動するんですよ。
びっくりしましたね。
ひったくられたらどうすんだ、ってね。

カエルが道を移動してるし。
これには本当にはマジで驚きました。
10cmくらいの大きさなもんだからさ、誰かのペットのカエルが逃げ出したのかと思ったもんね。
後日、友人にカエルのことを話したら笑われました。
田舎じゃ普通にカエルがいるんだよ、ってさ。
なーんかすげーな田舎って。
私は生まれてこのかた、道の行き来をするカエルを見たことがなかったんだもんよ。
笑ってしまったわ。
知らないもの、今まで見えなかったものがわっと見えるようになったな。
今じゃ引っ越す気がなかなか起きんようになってしまったわ。


こんな環境に暮らすとなんかいい人になってくような気がする。
まー、
気だけでしょうがね。






今日の本は『レインツリーの国』です。
『図書館内乱』の中に登場し、検閲の対象となってしまう本です。

話の筋は、本を通じ、ネット上で知り合った男女の恋物語です。
本を通じて、その本の感想を語り合いながら好意を深めていくんですよ。
この2人の先がどうなるのかなんて分かりゃしませんが、相手をおもくそ傷つけたり傷つけられたりしながらも手を取り合って生きて行ったらいいな、と思いました。

しかし、
〈伸〉君は立派ないい男だよ。
私が男なら初デートのあとの連絡は絶つな。
だって面倒くさいじゃん。
わはは。


テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--
佐藤 多佳子 (2006/08/26)
講談社
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最近つとに眠りが浅くなっておる。
なんだかなぁ。
朝までガツンと眠りたいのに細切れの睡眠しか得られない。
おかげで頭がちっとも休まった気がしない。
ハルシオンとかどうも合わんような気がするから飲みたくないんだよね。
なんか飲んで起きると胸悪いんだもんよ。
もっとなだらかなのないかねぇ。
グッスミンとかドリエルとかの市販薬って飲んだ事ないけどさ、どうなんだろうか?
優しい感じで寝入れるのかしら?
寝起きもさわやか?
てか効くのか?



今日の本は『一瞬の風になれ』です。
なんだか(本屋大賞だっけ?)煽りにつられて読んでみた。
冠ついてる本て読んでみたくなるわ。
だってミーハーだからさ。

また走る話だよ。
なんだね、当節は走る小説が流行りなのかね?

この人の書く小説って読みやすくて好きなんだけどね、この『一瞬の風になれ』はあれだ。
主人公の少年の一人称で書かれているもんだからとっつきにくかった。
とっつきにくいっていうか、空気が読めずひとりで謳ってるやつを冷めた目で眺めている気になる。
あれ?
なんかこう書くと一人称の小説がすべて読みにくいみたいだな。
違くてさ、
そうではなくて、
この若者(高校生)の一人称語りがどーにも恥ずかしいもんだから馴染まんくてね。それがこの本の世界に浸れなかった理由です。
甘くて妙なテンションなもんだからむず痒くなるんだよ!
いるのかこんな奴。

あー、
しかし、
こんなに脳内多弁な男子高校生がいたら見てみたいもんだな。
設定としては挫折も知っているし、痛みも知っているから憎めない少年なんですけどね。
私にゃどうにも…


テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

シンデレラ・ティース シンデレラ・ティース
坂木 司 (2006/09/21)
光文社
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普通さ、多くても親知らずって4本じゃん?
でもさ、
私、親知らずが5本生えてんだよね。
別に顎が人より張っているとかいうでもなく、ものすごく普通の顎なんですけどね、5本生えてんですよ。
現代人は歯の本数が減っている、ってのにね、原始人の呪いかなんかでしょうかね。

しかし、
1本は抜いたのよね。
(このまま生えると歯並びがガタガタになると言われそれに応じた。私は歯並びがとても良いのだ。)
だから現在は4本。人並みになりました。

しかしこの1本抜いた歯ってのが曲者だった。
文字通り曲がって生えてたしね。
歯茎の中に埋もれてんのを切開して顔を出させ、ぐりぐり力技で引っこ抜く。
麻酔打ってるから痛かないんだけどさ、頭ごと揺すられるみたいにして引っこ抜かれるんだからねぇ、肝が冷えますよ。
なんちゅー野蛮な行為じゃ、と思いましたね。

歯医者は好かん。
だってさ、
普段虫歯もないもんだから歯医者なんて滅多に行かんし、あのニオイが嫌だし、親知らず引っこ抜かれるしで歯医者なんて嫌いなんですよ。
つうか総じて医者嫌いですけどね。
もうギリギリまで医者行かんもんだから、たいていぶっ倒れて点滴打つ羽目になってるなぁ。
でもさ、点滴打つとにわかにものそく元気になるからアレは良いよね。
ポパイの気分が味わえる。
パパッパラーパーパー♪
みたいな。
まぁ、あんなホウレンソウ食ったような元気にゃならんけどさ。


今日の本は『シンデレラ・ティース』です。
歯科医院を舞台にした連作小説です。
歯医者大っ嫌いの女子大生が親の姦計により、歯医者での受付業務のバイトをし、歯医者嫌いを克服するお話です。

うん。
読みやすかった。
主人公がいい子だし。
しかし、これを読んでも歯医者好きにはならんな。
それとこれとは話が別だ。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

十日えびす 花嵐浮世困話 十日えびす 花嵐浮世困話
宇江佐 真理 (2007/03/13)
祥伝社
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最近、酒が切れんでいかん。
あー、
いかん。
いかん。



今日の本は『十日えびす』です。

簪職人の家に後添いとして入ったものの旦那が死に、末の娘と共に家を追い出された未亡人が本書の主人公です。

この二人を追い出した、この家の長男と嫁ってのが手前勝手なしょうもない人物でね、イラっときますよ。
道理の通らん主張ばかりを繰り返してね、人生舐めてる甘えてる。
一般的な常識、義理を持ち合わせている者が割りを食うのよ。
でもね、
親子2人、血は繋がらねども仲良く新しい住まいを見つけ、そこで小間物屋の商いを始めますよ。
店賃も安く、商売の目途も立った、よかったよかったと思いきや、
引っ越した先にもしょうもないのが居ましたよ。
なんか、あの

「引っ越ぉせっ 引っ越ぉせっ さっさと引っ越ぉせっ」

と節をつけながら叫び、布団をたたいていたオバサンに酷似した人物がさ。

常識が通じず、粗暴。
人の話には耳を傾けない一刻者。
もうなんていうかヘレンケラーと心を通じ合わしたサリバン先生のような忍耐でもって接しなければ会話もままならない。
すげぇババアがお向いに住んでるんです。

たまらんなぁ。
私なら間違いなく、引越し貧乏になろうとも、翌週には新しい住まいを見つけて引っ越していますね。
しかしこの母娘は引っ越さず暮らし続けます。

せんでもええような苦労を強いられながらも、人生こんなものと立ち向かでなく受け流し暮らしていきます。
こういうのがかしこい生き方なんでしょうけどね、私にゃ無理だ。
耐えるのも、立ち向かうのも性に合わんから逃げます。



テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

焼刃のにおい 焼刃のにおい
津本 陽 (2007/03/20)
光文社
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今日の本は『焼刃のにおい』です。
主人公のチャモは侍じゃないんだよ。浜子なんだよ。
でもね、幕末の動乱の時代に生まれたために青年期を人斬りとして生きます。
チャモは過酷な浜子として生涯を全うするのではなく、侍として生きることが出来た事に幸せを見出すんだよね。
たとえそれが人斬りとして生きることだとしてもさ。
「人を確実に殺す」というのが大前提の状況に身を置いたひとりの剣豪の物語。

もうね、このチャモものそい強い。
斬りあいのシーンとか迫力満点ですよ。
人を斬るときのワンポイントアドバイス的な、人を斬るときは刀の鍔を当てるくらいで無いと敵は斬れない、とかね、ほうほう、と読みました。
どんな剣術上手でもいざ人を斬るとなると普段の技は冴えず使えずで、敵は滅多刺しで息絶えていた、とかにもね、納得しちゃったな。
だって怖かろうよー、だんびら振り回して人斬るなんてなぁ。
斬るのも、斬られるのも人だものね。


最後、チャモの選んだ生き方にはお見事、としか言いようが無かったな。
刃は人を斬るためだけに存在するんだもんさ。
賢い人間にはそれを手にしたまま生きながらえる事はできないだろうしね。
まったく強くて、しなやかな男だよ。
その上憎めないし。
わー
弱点なし…



作中では私の好きな坂本龍馬もチャモの手にかかって息絶えます。
でもこの本の中での龍馬はいけすかん奴だった…


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Author:jamilam
無節操な本読みです。
たぶん口が悪いです。

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