日常生活や読んだ本の感想等々。
頭のうちどころが悪かった熊の話 頭のうちどころが悪かった熊の話
安東 みきえ (2007/04/02)
理論社
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旅行行く直前にアベさん辞めた。
フクダさんが新総理か。
新内閣の持ち上がり人事はどうなんだこれって感じだけれども。
びみょうじゃね?
もう面倒臭くさいつーかこれでいいよマジでマジでマジでだからさぁもういいって言ってんじゃん周りでガチャガチャ言うなやコラァ的な逆ギレヤリ逃げ感が漂っとる気する。
保守ですらない…
フクダさんに逆ギレするほどの体力は無いかも知れんが…
70だものね。
おじーちゃん…
でもこのおじーちゃんの会見の際に見せる皮肉とかね。
結構すきです。
笑えるもん。

まぁしかしアソウさんがならんでよかったようにも思う。
政治家としてあの人漫画賞つくった以外になんかしたっけ?
文化を保護すんのは人として上等かも知れんが、政治家が人として上等である必要は無いように思うのよね。
いやいや、それより先にさぁ、もっと政治家としてやるべきことがあんだろ、とか普通に思ってしまうのでああいうパフォーマンスみると引く。




今日の本は『頭のうちどころが悪かった熊の話』です。
表紙とかかわいい。
この熊かわいいね。
七つのお話がおさめられた童話集です。

子供も楽しめる。
でも作品に漂う意地の悪い感じが、大人の読者も楽しめるようにできてる。
単純に意地の悪いお話、というんじゃあないんだよね。
心のものそい弱い部分を守るプロテクターとしての意地悪というかな。
そういうのが透けて見えるからこそ、意地悪く育った大人がこの話をいとおしいく感じるのかね。


登場するどうぶつ達は誰もが弱っちすぎて、でも強すぎて、何かのきっかけで壊れてしまいそうな足場で暮らしてるの。
あぶないわよー。
どの話の登場どうぶつ達も不満がストレートで胸を衝かれるし。

表題作の、『頭のうちどころが悪かった熊の話』なんてさ、DVの被害者だしね。
『いただきます』は被害者ぶった加害者の話だし、
『ヘビの恩返し』の家庭は崩壊してるし(ネグレクトだ!)、
『ないものねだりのカラス』は充たされない欲求を抱え現実をみないウザイ精神疾患者だし、
『りっぱな牡鹿』は本当の私を分かって!と叫ぶ真剣十代しゃべり場だし(本当の自分なんてものは無いんだよね)、
この意地悪の数々はすべて自分に返ってくるものですよ。
童話ってそういうものだよね。

あ、
『池の中の王様』すきだな。
これもぎりぎりの足場に立つどうぶつ(というか魚類両生類昆虫)の話なのですが、意地悪で、とてもかわいい。
いやなにこいつら抱きしめたい!とか思った。
こいつら最高の殺し文句吐くから。


『お客さまはお月さま』もかわいくてすき。
星に文句たれる熊かわいい。
月だけでいいのに…みたいな。
邪魔者あってこそ恋愛は盛り上がりますから!
がんばるといいと思う熊。
てか恋愛?

このふたつは恋愛話に思えなくもないな。
この作家さんの恋愛小説とか読んでみたいなー。
意地悪くてとてもいい話になると思う。
うほ。
読みたい。



テーマ:日本の児童書 - ジャンル:本・雑誌

異界 異界
鳥飼 否宇 (2007/07)
角川書店
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きーみーがーみむねにー
だかれてきくはー
ゆーめーのふなうたー
とりのうたー♪


みーずのー蘇州 じゃないけど一週間ほど中国行って参りましたよ。
やはり旅はいいなぁ。
ものの見方が新しくなるっていうか、見方の幅が広がるっていうか、体験と知識がガッチリ合わさったものがすとん、と胸に落ちてくる。
あと旅のいいのは考えても無駄、ってことが多いところだなぁ。
不測の事態に応じて動くのはたのしい。
愉快だもの。
ノープラン最高。
大まかに決めといて、あとは状況に応じて動くことが出来るってのがいいね。

旅行すると「ああ私は本当に考えることが苦手だ」というのを思い出すな。
考えると判断が鈍るから考えるのはあまり好きじゃない。



今日の本は『異界』です。
中国はまさに異界であった…
しかし、この本は中国話ではない。
中国も異界だけど湿度は無いね。からっからだよ。粘着湿度ゼロ。大陸って感じ。

本書は日本的な湿度の高い内容となっておりますよ。
この人の本初めて読んだよ。
なんか狐憑きとか、狼に育てられた子とか、近親相姦とか、学者(南方熊楠先生だ!史実でのこの人は大変に興味深い。ちょっと距離を置いて眺めていたい。本書の熊楠先生は結構まともな変人ですよ。)とか出てくる…
ってこれ短編集ではないから。
ひとつの話にこれだけの湿度がぶち込まれてるから。
闇鍋ですよ。
以外に美味しくできた闇鍋ですよ。
オチというかラストで思わず笑ってしまったよ。
笑いと悲鳴は確かに似ている。

ん?
笑いと〜ってヘルタースケルターだっけ?
あ、気になる。
なんだっけ。
ちと本棚掘ってみよっと。


テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

クレイ クレイ
デイヴィッド・アーモンド (2007/07)
河出書房新社
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どうでもいいけど
二十歳過ぎたあたりからブルースプリング特有の羞恥心が薄まっていくのっておおっぴらに酒が飲めるって事実に関係してると思う。
高校の頃はノリとかそんな感じで酒飲んでた。
若さ特有の格好つけで飲んでる、ってのの方が大きかったもんなぁ。
つうか酒に酔う理由が無かったし。
十代ってもう常に酩酊してるようなもんだものね。
アルコールなんて取らんでもいつでも自家中毒起こせます、みたいな。
酒飲んで浮かれて調子乗り過ぎて、とかはあったけどさ、潰れてる奴とか酒に飲まれて暴れてる奴とか見るとすげぇ冷めたし。
今思うとあのさっと瞬時に冷める心も若さ特有のものなんだろうなぁ。
何なんだろうなアレは。
いまだに分からんよ。

今は潰れた人には暖かい目を向けるようになったし、酒の席は荒れれば荒れる程にたのしい。
けけけ。
大人になってから冷めてる、とか冷たいとかまったく言われんようになったなぁ。
言われまくってたのがパタッと止んだ。
十代の私が今の私を見たらばものっそい冷めた目で見られるのかも知れんなぁ。
はは。
それは愉快。






今日の本は『クレイ』です。
デイビッド・アーモンド!
わーわーわー。
すきよ。(本によるけど)

教会のワインをくすねて飲んでも告白して懺悔すんのね。
そんな子供たちが出てきますよ。
小さな悪事を重ねながらも明るい日差しの中に少年たちは生きています。
かわいいよ。かわいい。
少年独特の照れや斜に構えた感じなんかもあるんですがね、スレてないから!
失われてしまったのか、元からそんなもん無いのか、でもその空気になつかしさを覚えてしまいますよ。

しかしある少年の出現により、世界は色を変えていきます。
泥人形に命を吹き込み動かす少年。
少年の生み出した、クレイと名付けられたモンスターは一体何の象徴なんでしょうかね?

結構な緊張感で進む話の中で唯一その存在色を変えないのはクレイジーメアリー。
狂信的ともいえる彼女の存在は本書の中である意味光だ。
『火を喰う者たちの』の狂人マクナルティーと同質の神々しさを感じたな。

ラストがとてもうつくしい。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

空の中 空の中
有川 浩 (2004/10/30)
メディアワークス
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迂闊な友人がいます。

私も大概迂闊な人間なんですがね、それをはるかに上回ります。
先日も迂闊なことをしておぶおぶしていたので酒を酌み交わしました。
もうこの年になってくるとさ、アレだ。
素面で反省とか出来ん。
だって
「穴があったら生き埋めになりたいっ!」
とか言い出すに決まってるから。
いい年こいた大人が布団の中でそんなこと絶叫してみ。
引くから。
家族すらもドン引くから。
そっとされるのって意外と辛いから。
数年前から出来ることならこの迂闊さを笑ってほしい、っていう心持で生きてる。





今日の本は、『空の中』です。
読みやすいし、悪い人間が出てこない。
そのうえ傷ついた少年少女がピュアーにいじましく頑張る。

まず、
文章が重くないってのがいい。
小学生とか中学生とか夢中で読めるんじゃなかろうかね?
軽くざっと読め、それでいておもしろいってのはいいね。
大人が読み、そして子供にこの本おもしろいよ的なこと抜かして本を薦める場合、こういう本だと子供の食い付きがいいんじゃなかろうか。

空の中にいた“白鯨”に唯一の肉親を奪われた少年、似た境遇にありながらもただ冷たく孤独な道を突き進む少女。
心を添わせ頼りにする存在の有無が、進むべき道を険しいものにも易きものにもする。
瞬に佳絵がいてよかった。
宮じいがいてよかった。
差し出した手を実の母親に拒絶された真帆の傷は、大人になっても癒える事は無いんだろうなー。
その傷を殺し、いなすことを覚えた時、やっと真帆は人を支配するのではなく対等な人と人して付き合うことが出来るんだろうね。
でもそれが出来た時、真帆はもう子供ではいられない、つーね。
そんな大人のなり方する子供哀れだな。
悲しい子供は嫌いだよ。

高巳と光稀のカップルはとてもほほえましくてよい。
かわいい。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

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無節操な本読みです。
たぶん口が悪いです。

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